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2005年山行日記 - Part 6 -
平成17年10月1日(土) 西平岳(1712m)・中岳(1728m)・釈迦ケ岳(1795m) -塩谷町-
西平岳登山口−西平岳−ガレ場−中岳−釈迦ケ岳−前山−釈迦ケ岳登山口−林道−西平岳登山口


尚仁沢はーとらんどから望む(左から西平岳、中岳、釈迦ケ岳)
今年の紅葉情報が発表になったが遅れ気味とのこと。さらに天気がいまいちの予想で那須にしようか尾瀬にしようか迷ったが、結局地元の釈迦ケ岳に朝の天気をみて決めた。

釈迦ケ岳は高原山系の最高峰で、高原山と総称しており、釈迦ケ岳、鶏頂山、中岳、剣が峰、前黒山などに代表される。

登山コースは、大きく分けて3つで
@日塩もみじライン(ハンターマウンテンスキー場から明神岳経由、大鳥居から旧スキー場・枯木沼経由、赤い木の鳥居からの3コース)
A釈迦ケ岳開拓から釈迦ケ岳林道(西平岳登山口と釈迦ケ岳登山口の2コース)
B八方ヶ原・大間々登山口(剣が峰経由、大入道経由の2コース)
 が主に利用され、いずれも釈迦ケ岳山頂まで3時間程度。


鬱蒼とした森に入っていく
7時過ぎに自宅を出て、うまい水を求めて連日賑わいをみせている尚仁沢湧水の水汲み場である「尚仁沢はーとらんど」をわき目に、鬼怒川方向に進めると、右手に県営土上平牧場さらに左手に町営豊月平牧場を見て、釈迦ケ岳開拓の集落に入ってくる。

広々とした高原の趣きがあり、今はダイコンの収穫時期で無人の直売所ではキズものではあるが、3本100円であったので帰りのおみやげとした。

登山口の案内にしたがい右折し畑地の中を進む。釈迦ケ岳林道である。この夏の豪雨で道は修復はしてあるが所々河原の状態。乗用車だとゴツンゴツンと冷や冷やしながら運転することになるだろう。
林道に入って最初にあるのは西平岳登山口である。路肩が広くとってあり10台ほどは楽に停められる。この先林道は続いているがそちらは釈迦ケ岳登山口で前山を経由した釈迦ケ岳への直登コースとなっている。


松の幹そっくりのシロヤシオの大木
西平岳登山口から歩き出す。最初から登りになる。決して急登ではないが、朝一番の登りはつらい。一気に尾根まであがってから道はやや黒沢側を巻いて歩く。ほとんどミズナラなど落葉広葉樹の林間なので途中の展望はないが、深い森のなかを歩くのは気持ちいい。

ここは特にシロヤシオ(ゴヨウツツジ)が目立って多い。20センチ級の幹がごろごろとある。春にはツツジのトンネルとなるのは間違いない。


ナナカマドの実があざやかに
道はきれいに笹刈りが行なわれ、間違うことはない。西平岳近くになると急登が待っているが、手前から見ると近そうに見えたが意外と遠く感じた。道もゆるやかになってくると西平岳の標柱が立っているところに着く。東側が開いているだけであるがここが頂上と思ったが、さらに先に進むと展望が開けたところに頂上の標識があった。


西平岳頂上から釈迦ケ岳を望む
先ほどよりもいくぶん高いこともあり、ここが西平岳頂上(1712m)と理解した。高原山神社境内を示す看板が立っているが、この辺一帯が境内となっているようだ。

この辺の紅葉は早いものは薄く色づき始めてきたが、あと10日でどうかという感じである。


突然と鶏頂山が眼前に
頂上から中岳方向に少し進めると、突然とこれまでの風景は一変する。赤茶けたガレ場でかつて噴火があったことが偲ばれる。ここからの展望は絶景だ。近くは爆裂火口をはさみすぐ目の前に鶏頂山、これから行く中岳、釈迦ケ岳がすぐそこだ。

爆裂火口は鶏頂山、御岳山、釈迦ケ岳、中岳、西平岳を外輪山として深く切れ込んでおり、いつも下界(自宅)から見ている高原山とは別の世界を形成している。気象庁では火山活動はCランクと低いものの活火山に指定している。

以前胃腸病などに効くと言われ、鉄鉱水を汲みに長蛇の列をつくったのもこの火口である。今は採取禁止で立入禁止の看板が立っているが、急峻なガレ場を上り下りしなければならず危険と隣り合わせの採取だったようだ。


雲海に浮かぶ日光連山
遠くは雲海に浮かぶ男体山、女峰山の雄姿、さらに奥には白根山、足尾山塊、燧ケ岳なども望める。あまりに遠望が利くので山座同定が大変だ。しばらく眺めていたい気分だ。


中岳への登り始め
ガレ場から一旦鞍部に下り中岳への登りにかかる。今までの道とがらりと変わる。全体が岩場の山で噴火の際にはこの一角に岩石が積もったものと思われ、鋭くとがった山容で、大小の岩とコメツガなどの根っ子の道で慎重になる。根っ子も湿っているので木々やトラロープを補助に登る。中岳頂上(1728m)は登山道のなかで展望もなくゆっくりいられるようなところではない。


中岳との鞍部から一気に釈迦ケ岳へ
この先、再度鞍部まで下降する。いよいよ釈迦ケ岳に向けて最後の登りに入る。最初は笹の原であるが、広く刈り取られた枯れ笹が足元を滑りやすくしているので歩きにくい。急登である。息があがり、さらに汗が滴り落ちるので何回となく小休憩。次第に道はゆるやかになってくると先着の方の声が聞こえるようになり、頂上に到着する。


登ってきた山を振り返る(手前から中岳、西平岳)
雲はやや多めになってきたが、まだまだ眺望は楽しめる。約1時間景色を堪能し下山にかかる。帰りは、来た道とはもうひとつ隣の稜線を前山を経由して釈迦ケ岳登山口に下りる。最初は枯れ笹のなかを急下降する。慎重に足を運ばないと滑って転倒しかねない状況だ。それでも傾斜で足は早めにならざるを得ない。


平坦地の前山から分岐する
ダケカンバが主体の前山(1435m)まで来ると傾斜もゆるみ平坦地になってくるが、どの辺がピークなのかわからない。ここで道は左右に分かれる。左に行くとのんびりコースでファミリー向けのようだがいずれも林道終点で落ち合うが、さらに途中には尚仁沢へのルートもあるようだが一般的なコースではないようだ。右へは林道終点への直行コースでこちらを下る。再び道はジグザグに下り一辺倒になる。ここから約400mを下降しなければならない。檜の植林地に入ると林道終点はすぐそこだ。


釈迦ケ岳登山口(林道終点)
ここから車を置いてあるところまで約1kmの林道歩きとなるが、以前は車でここまで入れたが、林道は豪雨で崩壊し大きな溝ができており、とてもここまで入れる状況でない。さらに植林地の崩壊で土砂と檜の木がごろごろと横たわっており道をふさいでいる。その先にはロープで通行止めとなっていた。

   

 キノコの季節になりましたが、山ヤにしてはキノコが全然わからない。
    (たぶん食べられないと思うが...)



歩行総延長:8.2km  総山行時間:5時間45分(休憩含む)
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