幼稚園生の姪の子からホタルを見たいとリクエストがあった。
それではと取り急ぎ目ぼしいところを調査！二晩見て回ったが数匹を確認したにとどまった。そして、三日目の晩、今日もダメかなと思ったが最後に自宅近くの川沿いに行ってみる。
そこには二人のカメラマンがおりホタルを狙っていた。
車で行ったため、ライトを当ててしまい撮影のご迷惑をかけてしまった。
数えきれないほどの数のホタルが乱舞している。あちこちから湧いてくる感じで、久しぶりに感動する。
自宅からわずか数百メートルのところにこんな穴場があったとは！ まさに「灯台もと暗らし」だ。
翌日から写真撮影を始める。
10数年前にフィルムカメラで撮ってからというものホタルの撮影は遠ざかっていた。今のデジタルカメラと違い、周りの明るさに対応した適正な露出や感度設定など現像してみないと解らない。また、数十秒間開けっ放しにしての撮影しかできず、いわば勘頼りの一発勝負の撮影だった。
ところが、デジタルが本流となっている今は、撮影画像を現場確認できるとともに、オプションの全自動レリーズを使えば見ているだけで設定枚数を撮ってくれる。また、撮った画像はＰＣで何枚でも重ね合わせることができるようになった。便利になったが味気ないかもしれない。自己満足の世界かな。
早速、姪孫一行が期待を膨らませてやってきた。（期待外れだったらどうしよう）
現場に到着するやいなや、姪孫がシカだ、シカだ！ と大きな声を張り上げる。まさに興奮状態。
薄暗いがよく見ると確かに３頭のシカが田んぼにいた。２頭がすばやく逃げたが、１頭はしばらくその場にいた。
ホタルとともに、いい思い出になったはず。
