むつびづき。むつびのつき。親類一同集まって睦びあう月。《季・新年》旧暦正月の称。<

寒さのため衣（きぬ）をさらに重ねて着る月。衣更着（きさらぎ）。
旧暦２月の称。《季・春》

草木がいよいよ生え茂る月。弥生い（いやおい）。《季・春》
旧暦３月の異称。

この月から夏にはいり衣更（ころもが）えをした。十二支の4番目「卯」にかけて4番目の月の意も。《季・夏》
旧暦４月の異称。

「みなつき」とも。「な」は「ない」の意に意識されて「無」の字が当てられるが、本来は「の」の意で、「水の月」「田に水を引く必要のある月」の意。
旧暦６月の異称。《季・夏》

古くは穂含月（ほふみづき）とも。稲の穂が実る月。
旧暦７月の異称。《季・秋》

葉落ち月（はおちづき）の意か。木々の葉が落ちる月。
旧暦８月の異称。《季・秋》

夜長月（よながづき）とも。ながつきばな「長月花」は秋菊のこと。
旧暦九月の異称。《季・秋》

「な」は「の」の意で、「神の月」すなわち、新穀を神に捧げる神嘗月（かんなめづき）の意か。俗説には、全国の神々が出雲大社に集まり、諸国が「神無しになる月」の意とした。
旧暦１０月のこと。《季・冬》

霜の降る月。
旧暦１１月の異称。《季・冬》