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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


台倉高山

だいくらたかやま (2067m)
栃木百名山/会津百名山
2007(H19)7月1日(日) 晴れ
福島県檜枝岐村/栃木県日光市

■行 程:馬坂峠登山口 --- 水場 --- 鹿の休み場 --- 三段田代 --- 山頂下5番目の湿原 --- 台倉高山山頂 --- 馬坂峠 (ピストン)

■台倉高山ルートマップ 【ルート確認用】 【印刷用】

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

台倉高山は檜枝岐村温泉街から林道を帝釈山方面に車で約15km、40分で馬坂峠に着く。

栃木側の栗山・川俣湖からも林道が続いているが、こちらの道は安定していないため、通行止めが多く本日も通行止めとなっていた。

※追記:林道川俣檜枝岐線は馬坂峠から栃木県側が通行止めでしたが、2022年9月30日開通しました。

ここから帝釈山へも登山道が整備され、約50分ほどで登頂が可能。物足りない方には田代山湿原とセットで組み合わせればより楽しめるだろう。

馬坂峠駐車場(標高1790m)は、50台程は楽に駐車できそうで、それでだめなら峠付近の林道脇の空き地にも駐車可能だ。
 
6月16日から本日まで「オサバ草祭り」が開かれており、記念のバッジがもらえた。2種類のバッジだそうで、残念ながらオサバグサのバッジは昨日で品切れとのこと。もうひとつのギンリョウソウの絵柄のバッジをいただく。
台倉高山
登山口に少し入ったとたん、辺りは一面のオサバグサの群落。薄暗いシラビソの林に陽が差し込み、オサバグサの白い小さな花がきらきら点として光っている。
登山道を外れると足の踏み場もないほどの群落だ。
台倉高山
オサバグサの最盛期は過ぎたようだがまだまだ楽しめる。
台倉高山
約20分ほど歩くと、水場に出る。沢水だが、この水に手をつけられる時間はほんの数秒だった。非常に冷たい。
この先、いくつか小さな沢を渡るが、水を飲めるほどの量の沢ではない。
台倉高山
オオシラビソの林にシダの緑が映える。
台倉高山
急登が終わり2000m尾根に出る。コース全体中、水場から頂上手前鞍部まで、どろんこ道でかなり足元が悪いところが多い。
 
コース始めの急登では木の階段が整備されて間もない。踏み跡、マーキングなどから道迷いの危険はないと思われる。
また、登山口から山頂までの標高差はわずか280mだが、尾根に出てからもアップダウンがあり、その差こそ少ないが、意外と長く感じる。これが会津の山の特徴かもしれない。
台倉高山
急登が終わり、標高も2000mをやや超えると、比較的平らな尾根に出て、まもなく第1の湿原に出る。
小さな湿原でたちまち通りすぎるが、イワカガミ、タテヤマリンドウなどが咲いていた。
台倉高山
すぐに湿原が三段状になっている「三段田代」と称する第2の湿原に出る。
台倉高山
最後の第5番目の湿原の先から台倉高山の尖った山頂が望める。この先、笹の斜面をトラバースすると山頂への鞍部に出る。
 
これまでは尾根をややはずした福島側を歩いてきて、栃木側はほとんど通らない。
この山が栃木百名山に選定されてはいるが、栃木県側がこのコースを管理している様子はうかがえないし、この山に登るには唯一檜枝岐村からしかないことを考えると、何か間借りしているみたいで申し訳ない気持ち。
台倉高山
ここまでスローペースでも2時間30分。山頂は10数人でいっぱいの広さだが、景色はすこぶるよい。
 
至仏山、燧ケ岳、会津駒ケ岳方面が青空のもとよく望める。残念ながら日光、高原山、那須方面は低く垂れ込めた雲が動きそうになく、全体を眺めることはできなかった。
台倉高山
至仏山、燧ケ岳の雄姿
台倉高山
いま登ってきた方向を振り返ると、中央に尖った山、帝釈山が望める。
台倉高山
湿原に咲いていた、ハクサンチドリ。
台倉高山
湿原にはタテヤマリンドウが花盛り。

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