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社山 (1827m)
黒檜岳 (1976m)

しゃざん・くろびだけ

■山行日:平成21年6月7日(日) 晴れ

■行 程:歌ケ浜駐車場--<中禅寺湖周回線歩道>--狸窪--阿世潟--阿世潟峠--社山--黒檜岳--千手ケ浜--<遊覧船>--歌ケ浜 

■山域データ:栃木県日光市 栃木百名山

■サムネイル画像解説:サムネイル画像に赤枠のあるものは拡大できます

社山・黒檜岳
中禅寺湖を囲むように、北には日光のご神体の男体山、そして女峰山、大真名子山、小真名子山と続く。西には広大な戦場ヶ原、その奥には栃木最高峰の白根山、南には、半月山、鋭く尖った社山、右手奥には黒檜岳などが連ねる。
そのどれをとってもそれぞれに違って楽しめるコースが用意されている。

今回は南岸の山並みを縦走してみた。中禅寺湖の約半分を回るような感じになる。
以前に社山までは歩いたが、その先、黒檜岳方向には行っていないし、ガスが湧いていて全く山容を確認できていなかった。
社山・黒檜岳
出発点は中禅寺湖東岸の県営歌ケ浜駐車場。

相変わらず釣り客に圧倒され、登山者はほんの一部のような感じ。

まず目指す鋭く尖った社山がひときわ目立つ。
社山・黒檜岳
木漏れ日が射す湖岸の遊歩道を進む。
社山・黒檜岳
阿世潟手前から望む男体山。
社山・黒檜岳
約1時間で遊歩道を離れ、阿世潟峠への登山道となる。峠までゆるやかに約20分ほどだが、深い林間の歩きは気持ちがよい。
社山・黒檜岳
阿世潟峠に到着。
左に行くと半月山、ここは右手の社山方向に向かう。
社山・黒檜岳
カラマツの薄緑の若芽がさわやかだ。
細い尾根を急登していく。
やがて一段落したところに「社山雨量観測所」の施設があり、雨を感知する触手のようなものだろうが、天に向かって傘が骨だけになったような奇妙な形をしており興味深い。
社山・黒檜岳
高度は1600mぐらいだが、この付近のシロヤシオはピークを過ぎているようだ。
社山・黒檜岳
このコースは常に男体山をはじめ、コバルトブルーの中禅寺湖を右手に見て歩く、とても気持ちのよいコースだ。
社山・黒檜岳
野鳥のさえずりはもちろんだが、ハルゼミの合唱はものすごい。
何とも表現しずらい泣き声が耳から離れない。ちょうど耳がキーンとなって耳鳴りでもしているのかと勘違いするような勢いだ。
社山・黒檜岳
左手に目をやると、足尾の山並みと「銅(あかがね)親水公園」が意外とすぐ近くに望める。
社山・黒檜岳
社山に到着。ここまで約3時間。

以前に来たときは、頂上付近に咲いていたシャクナゲはすでに終わっていた。
社山・黒檜岳
黒檜岳方向を望む。

社山山頂から少し先に行ったところを、右手に下りていくが、その入り口にはテープがあるだけで、案内板はない。

大きな岩と暗い林を急降下するが、葉が生い茂りわかりにくい。
社山・黒檜岳
ぱっと再び明るい笹原に出る。

この先の大体のコース取りを確認する。
道は左右に大きくうねっており、アップダウンもかなりあるようだ。
社山・黒檜岳
こちら側のシロヤシオはちょうどいい感じであちこちに咲いている。

立ち枯れの木が目立つ中、シロヤシオは強いのだろうか。
社山・黒檜岳
鞍部に下り、大きく登り返して、社山方向を振り返る。
社山・黒檜岳
異様なほどの立ち枯れ。足尾銅山の後遺症だろうか。
社山・黒檜岳
以前は深い原生林の森だったことだろうが一面の笹原と化している。
社山・黒檜岳
黒檜岳は写真右寄り、この先左手尾根を辿って行くようだ。
まだまだ遠い。

社山からここまで1時間。あと2時間はかかるか。
社山・黒檜岳
中央右寄りには白根山、左端は錫ケ岳。
社山・黒檜岳
千手ケ浜の砂浜が望める。
社山・黒檜岳
笹原はずっと続いているが、深いところでは腰まである。しかしコースはしっかりしており、さほど混乱することはないようだ。
ただ、1ヶ所だけコース間際まで崩れているところがあり、年々拡大していき、迂回するようになるかもしれない。

ガスが出やすい場所でもあるようだ。
社山・黒檜岳
しばらく笹原を歩いてきたが、突然と笹原は終わり、道は大きく右方向へ進み、コメツガの林に入ってくる。
社山・黒檜岳
いよいよ黒檜岳に近くなったことが伺える。

しかし、この森はほとんど手付かずの原生林で、薄暗いし倒木もそのまま。
赤と黄のプレートとテープが頼りで暗い森に目立つ。かなり多く配置されているため、迷うことはさほど心配ないが、木の陰で見遠せないところは、立ち止まっての確認が必要で、これがないとどこに進めばよいかわからないだろう。

ゆるやかに登っていく。
社山・黒檜岳
グループ登山者の声が聞こえてきた。千手ケ浜から登ってきたようだ。

ここが頂上とのことを話していたが、ここは分岐点で地図上ではもう少し先に行ったところではなかったかなと思い、辺りを見渡すとシゲト山方向にテープが続いている。

(ここに三角点らしきものがあるが、よく見ると境界の杭のようだ)
社山・黒檜岳
幾分登り調子で数分歩くと、黒檜岳の立て看板があった。

薄暗い林の中で、全く眺望は無い。

ここが正式の頂上らしい。(先ほどのところと高度差はあまりないし、黒檜岳山頂を踏んだと思えばどちらでも良いか。。。)

ここで、昼食にするが、その間誰もここに来ることはなかった。
社山・黒檜岳
ここから千手ケ浜に下りる。

林の様子は相変わらずで、傾斜は強くなる。
おまけに根っこが縦横に出ており滑りやすい。
社山・黒檜岳
シャクナゲもまだ残っていた。
社山・黒檜岳
シロヤシオの絨毯。
社山・黒檜岳
尾根からはずれ急斜面をトラバースするように急下降するが、この道、急斜面のうえ狭いので滑落に注意が必要。
社山・黒檜岳
千手ケ浜に近くなったところで、富貴草(フッキソウ)の大群落が広がっていた。
社山・黒檜岳
千手堂跡を見学し、千手ケ浜に出た。

歌ケ浜を出発して9時間弱の久方ぶりの長い山行となった。
社山・黒檜岳
クリンソウがいまちょうどいいようだ。少し寄ってみる。
千手ケ浜のクリンソウ目当ての観光客が多い。
社山・黒檜岳
帰りはどうしようかと思案した。戦場ヶ原経由のハイブリッドバスの時刻表と遊覧船の時刻表を見比べると、5分ほどしか違わない。

ましてやバスだと路線バスに乗り換えなければならないし面倒なので、遊覧船で帰ることにする。

近くに住んでいながら遊覧船に乗った記憶がない。たぶん小学校時代には乗ったんだろうと思われるが。。。