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渋沢大滝(小沢平コース)

■山行日:平成23年8月20日 (土)
     雨時々くもり

■行 程:小沢平登山口(駐車場)--不動大滝--渋沢温泉小屋--渋沢大滝 (ピストン)

■山行データ:福島県桧枝岐村

■コースマップ

■サムネイル画像解説:サムネイル画像に赤枠のあるものは拡大できます

渋沢大滝(小沢平コース)
先月7月26日から30日にかけて発生した新潟・福島豪雨による被害は、車で通ってきた限り(国道352号)しかわからないが南会津町、桧枝岐村ともあちこちで急峻な山中からの土石流がなだれ込み、住宅、農地、道路、河川などに甚大な被害だったことがわかる。自然の猛威に成すすべもない。
復旧工事も進んでいるので主要道路は通行可能だが、まだまだ相当な時間がかかりそうだ。

小沢平登山口はどうかというと、登山口から国道352号をあと2kmほど行った新潟・福島県境に架かる金泉橋が壊れたため、ここまでは行けるとのこと。

昨年、この時期に同じコースを歩き、帰りに寄ろうと思っていた渋沢大滝だが、尾瀬ヶ原まで足を伸ばしたため日没により断念した。
今回は天気もよくないため、行ってみたかった渋沢大滝だけのリベンジ山行とした。

登山口からすぐのところにはいつものようにハンゴンソウの群落がトンネルのように迎えてくれる。
渋沢大滝(小沢平コース)
最初のトクサ沢にかかる橋は一部が壊れているものの通るのには問題なし。
渋沢大滝(小沢平コース)
只見川河岸の登山道が崩壊してしまったので、渋沢温泉小屋が迂回路を用意してくれていた。

約10m高巻きするが、急坂を造ったばかりで、足の置き場があまりないし、ロープはあるが雨で滑るので苦労する。
渋沢大滝(小沢平コース)
登山道が迂回路になっているので、河岸まで行って見ると本流の只見川はだいぶ暴れたようだ。
かわいそうに河岸のブナは根っこが丸出し状態。
渋沢大滝(小沢平コース)
無残にもブナが倒されている。
渋沢大滝(小沢平コース)
迂回路は、ブナの平坦地に出てから後にもう一段上り、最後は急坂を一気に下りるが、ここも足の引っ掛かりがないので滑り出したら一気に落ちてしまうほど。
ここをやり過ごすと本来の登山道に合流する。
渋沢大滝(小沢平コース)
次に高石沢に架かる橋を渡る。
ここも荒れたようだ。
渋沢大滝(小沢平コース)
小屋手前のシボ沢に架かる橋が一番難関だった。

奥の立派な橋は以前から傾いているので渡らないように案内しているので、手前の丸太橋に足を乗せるとこれがグルグルと回転し、とてもこの上を歩く状態でない。小屋の方に報告したが最初はしっかりしていたようだ。

仕方ないので、丸太橋手前の大きな3つの石づたいに慎重に渡る。(滑らない石なので助かった)
渋沢大滝(小沢平コース)
渋沢温泉小屋で一服し、渋沢大滝に向かう。
途中に「せせらぎの湯」という露天風呂がある。手をつけてみるとぬるいというよりも冷たい感じ。相当暑い日ならいいけれども・・・。

一人の単独行の若い女性がやってきた。
御池まで行くと聞き取ったが、燧裏林道と渋沢大滝への分岐のところで大滝の方向に向かって行ったので、声を掛け、確認すると大滝には行かないという。???
よくよく聞いてみると今夜は見晴地区を経由して尾瀬沼泊まりだという。ここから行くのでは遠回りになるので、戻って小屋前を通り温泉小屋方向へ行くよう伝える。
渋沢大滝(小沢平コース)
シボ沢は燧ケ岳を源に、燧裏林道には立派な渋沢大橋が架かっている。この橋辺りは普段は水の流れは見られないが、豪雨の時には暴れるらしい。


硫黄泉が出ているため、水の色は白っぽく濁っている。

7月の豪雨の模様が渋沢温泉小屋のブログで紹介されている。
渋沢大滝(小沢平コース)
大滝へはシボ沢沿いに深いブナ林を行く。
渋沢大滝(小沢平コース)
淡い紫色のソバナが咲いていた。
渋沢大滝(小沢平コース)
小屋から30分とあるが、雨で足場が悪く歩きづらい。だいぶオーバーしそうだ。

登山道も一部崩壊しているので少し迂回を強いられる。

また、滝が見えてからなんとなく左岸に渡るらしいが、道があるようにも見えるが、赤テープも見当たらない。
しかも左岸が崩壊している。崩壊部はボロボロと崩れるので小石ならいいが大きな石もあり気をつけたい。

仕方なく川の中を大きな石伝いに飛んで、途中から左岸に出る。左岸は予想通り登山道になっていた。

(帰りは崩壊部に気をつけながら左岸を下っていくと川を渡れる適当なところがあり、右岸に渡ることができた。)  
渋沢大滝(小沢平コース)
滝に近づくと滝特有の風と水しぶきが吹き付けてくる。
渋沢大滝(小沢平コース)
落差50mの見ごたえのある滝です。
渋沢大滝(小沢平コース)
滝周辺は深い谷底で圧迫感さえあるなか、一人なので恐怖感さえ覚えた。
渋沢大滝(小沢平コース)
滝壷まで行けるがほどほどの距離を保って。

このコースは全体的にブナ林の真っ只中を歩くので、秋には紅葉と沢がマッチしてきっとすばらしい山行になると思われる。



小沢平コースの詳細は、2010年山行日記へ