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行道山 (442m)

ぎょうどうさん

■山行日:平成24年11月25日(日) 晴れ

■行 程:行道山浄因寺駐車場-浄因寺-石尊山見晴台-剣が峰(大岩山)-大岩毘沙門天 (ピストン)

■山域データ:栃木県足利市  栃木百名山

■サムネイル画像解説:サムネイル画像に赤枠のあるものは拡大できます

行道山
寒くなり近くの山並みも雪の白さが目立ってきた。
山歩きも限定され、久々に低山ハイキングとなる。

今回は足利市街地から北へ7kmほどの山あいにある浄因寺を中心とした歴史にひたる山旅。
「関東ふれあいの道」として「歴史のまちを望むみち」が整備されている。

浄因寺は約1200年前行基上人(ぎょうきしょうにん)の開創と伝えられている。室町時代には学問の道場として修行僧が多く集まったため、「関東の高野山」ともいわれた。ちなみに「行道山」という山名はなく、浄因寺の山号をいう。
行道山

車で浄因寺の駐車場まで行けるが、約20台が限度で、さらに駐車場の手前200mほどは道幅が狭く、すれ違いは不可能なので譲り合いが必要。
行道山
駐車場から鬱蒼とした杉林の石段の参道を登る。

石段の両脇には3万3千体といわれる大小の苔むした石仏、石塔が見られる。
行道山
小さな池とともに薄暗い林にはシャガの群落があり、花期には白い花で彩られ見ごたえがあるだろう。
 
行道山
六地蔵がある。
行道山
山門をくぐる。
行道山
2つ目の山門がある。急な石段もこの辺で終わる。
行道山
寺の境内に入るともみじの紅葉が見頃となっている。

行道山
陽を受けてひときわ輝く。
行道山
境内の山側は断崖絶壁で巨岩が聳えており、現在は落石の危険があり一部立ち入りが禁止されている。

境内で地元の方と話をする。この辺の様子を伺うと足利の魅力とともにこの山域に誇りと大事にしていこうという意気込みが感じられた。親切にも足利のハイキングマップをいただいた。

巨岩の上には「清心亭」と呼ばれる茶室がある。そこに通じる橋は「天高橋」と呼ばれ、かつて葛飾北斎の版画によって描かれている。
行道山
ハイキングコースは本堂右手に階段が設けられ、裏手の高台から望む「清心亭」や絶壁、山肌の光景がすばらしい。

行道山
本堂裏手に周り、参堂両側の石仏を眺めながらアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。

「奥の院」に程なく着く。

ここは岩盤の小高くなった所で石仏が多く点在する。
石仏に見守られるように体長50センチほどの小さな寝釈迦像が横たわる。描いていた大きさのイメージとは違って意表をつかれる。
行道山

東側が開けていて足利市街地や遠く筑波山などが望め、一服するのによい。
行道山
葉が落ちた雑木林を登りつめると仏法僧峠に着く。

ここを左に折れて稜線を歩くが右手方向には桐生市、前橋市方向が木々の合間から望めるようになる。
行道山
小さなアップダウンを繰り返し、階段を一登りすると行道山と呼ばれるエリアの最高峰「石尊山見晴台」(442m)に着きます。

駐車場からここまでゆっくり観賞しながら歩いて1時間10分ほど。(歩き通しだと半分ぐらいの時間か)  
行道山
この山域にも主のような人たちがおり、周囲の山名を詳しく教えていただいた。


まず眼につくのが白く雪を被った浅間山。
行道山
続いて近くにどっしりかまえる赤城山。
行道山
さらに右手に眼を向ければ日光連山、雪を被った白根山、男体山・女峰山はまだそんなに白くはない。

富士山も見えるはずだがと頂上にいた何人かが探す。頂上部は木々がやや高くなり一部が隠れている。富士山はその陰にあった。全体が真っ白の雄姿を確認できた。
行道山
見晴台から大岩毘沙門天に向かう。
ここから約30分の距離らしい。

ゆるやかに下降していく。
途中の「大岩山」(417m)のピークには休憩のイス、テーブルが設けられ、眺望も楽しめる。
行道山
大岩山からはジグザグに急下降する。

ここは逆コースの登山口となっており、広い駐車場が整備されている。
行道山
少し車道を歩く。

さらにトイレのある広い駐車場が見えてくる。ここは眺望もある。

駐車場のすぐ手前で左に折れ下降する歩道があり、そこを下りると大岩毘沙門天の西側の境内に入り本堂に着く。
行道山
大岩毘沙門天は、正式名称は「大岩山多聞院最勝寺」といい奈良の信貴山、京都の鞍馬山とともに「日本三毘沙門」のひとつに数えられている由緒ある寺である。

ご本尊は毘沙門天不動明王。

大晦日の夜には、1年間のうっぷんをはらし清々しい新年を迎えようと、「ばかやろ~」と叫びあいながらふもとから登ってくる「悪口祭り(あくたいまつり)」が祭りが行われているとのこと。

本堂東側には樹齢600年と推定されるスギがある。逆さスギの感じもする。
行道山
本来は最下段の石段参道から本堂に参るのが正式だろうが、いきなり本堂境内に入ってしまったので山門をくぐり抜け逆コースで階段を下りる。
行道山
この石段も文化財となっている。

帰りはいま来たハイキング道を戻る。帰りはほとんど休まず一気に浄因寺まで戻り、次の「名草巨石群」に向かう。
■行道山/名草巨石群 スライドショー