冬の三本槍岳に行ってみようと、昨年も歩いた北温泉から入る。

１２００年ほど前に天狗が発見したと云われる北温泉は歴史と伝説の温泉でもあり、秘湯の部類に入るだろう。

駐車場から５分ほどコンクリート舗装の道を下っていくと、１軒の北温泉旅館がある。
旅館前には「天狗の湯」があり、プールのような大きな露天風呂となっている。

旅館のすぐ手前右手に登山コースがある。

右折し下に下りていく。
すぐに余笹川に架かるパイプで造った橋を渡ると登山道らしくなる。

今回はスノーシューを履いての山行となる。

尾根に上がるように斜面をジグザグに登っていくと、標識に従い道は左に直角に曲がる。

雪は次第に深くなってくる。

スキー場との分岐。
ここは強風に吹き飛ばされ積もらないらしい。

再び積雪が多くなる。

やがて、スキー場に通じる道と出合うことになるが、積雪の多さで道を見失う。

ＧＰＳを持ってはいたが、甘く見すぎて確認をしなかった。
右往左往してから、やっとＧＰＳで確認するとだいぶ左手に入ってしまったことがわかる。
　

やっとコースを修正して予定の分岐点を通過する。

中の大倉尾根に入り、雪は締まっており歩きやすい。

時折、地吹雪のように強風が吹きぬける。

風に向かって進む。

やっと青空が出てくるが、強い季節風のためか雲の動きは速く、たちまち雲に包まれる。

天気の様子が不安定のようだ。
様子を見るため1600m付近でしばらく写真撮影。

シュカブラの模様は、強風が吹きつけていることをうかがわせる。

左側の朝日岳方向は吹雪いているようだ。

地吹雪が舞う。 　

鬼面山から朝日岳に続く稜線を望む。

先の峰を越えると清水平となる。
　

茶臼岳が見えてきた。 　

もうお昼の時間になる。この後、先に進んでも天気も不安定だし、とても三本槍岳までは時間的に無理だ。
今日は中の大倉尾根の1700mを少し越えた地点でリタイヤする。

帰りは来た道を折り返すが、マウントジーンズスキー場の最高点を経由し、そこから道なき道を見当をつけて登山道に戻る。

１５時少し前に駐車場着。