TOP
 Home     Trekking Menu  

Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


八幡平

はちまんたい(1613m)
日本百名山

2015(H27)年9月22日(火) 晴れ
秋田県鹿角市/岩手県八幡平市

■行 程:八幡平頂上駐車場 - 登山口 - 鏡沼・めがね沼 - 八幡平山頂 - ガマ沼 - 陵雲荘 - 八幡沼 - 源太森分岐 - 見返り峠 - 登山口 - 八幡平頂上駐車場

■八幡平ルートマップ:【ルート確認用】 【拡大表示・印刷用】

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

八幡平今でこそ「八幡平アスピーテライン」が八幡平頂上近くに通じており、一般観光客も楽々山頂を極めることができるが、こんな山だからこそ日本百名山の著者深田久弥は、当時どんな山歩きをしたのだろうかと興味を持った。

調べてみると冬の時期に山スキーで登ったらしい。秋田側の「蒸の湯(ふけのゆ)」を経由して山頂に至ったそうだ。
夏道だと、登山道らしき道はあったとしても、おそらくけもの道に近くてこの周辺の地形を考えると相当な苦難を強いられるのではないかと思うし、冬場の山行は道理にかなったものであったのでは。

それはさておき、アスピーテラインと樹海ラインが交差するところに、八幡平頂上レストハウスがあり、有料の駐車場に止める。(近くに無料駐車場もある))
登山口はレストハウスのすぐ目の前にある。
八幡平登山口のすぐ脇には秋田と岩手の県境を示す標識がある。
八幡平アスピーテライン脇が登山口。
見ると石畳状のコンクリート道の斜面が続いている。
 
八幡平少し歩くと分岐があり、八幡平山頂はどちらを行ってもいいが、一般的には左に曲がる。
頂上まで0.9kmとある。
八幡平「不思議な凹地」と説明板がある。火口跡なのか水脈の関係で陥没したのか、いまだに謎だそうだ。
覗くと水が溜まっている。
 
八幡平道は相変わらずこんな様子。
「遊歩道」と言ったほうが正しいか?
 
八幡平やがて、「鏡沼」。
ちょっと波立って、鏡のような湖面とまではいかなかった。

八幡平鏡沼
八幡平鏡沼
左後方は岩手山。
八幡平すぐに、「めがね沼」。
小さな火口湖が2つ続いているのをメガネに例えている。
八幡平
 ヤマハハコ。
八幡平分岐がある。まっすぐ行くと「燕の湯(ふけのゆ)」で、深田久弥はここから八幡平を縦走し帰りには岩手県の松尾鉱山に下りたそうだが、猛吹雪に遭難一歩手前だったとある。

著者は、八幡平の真価は「高原逍遥」にあると書いている。まさに高原を気ままにぶらぶら歩くに尽きる。
八幡平すぐ先が山頂。参道みたいな感じだ。
 
八幡平八幡平頂上に到着。
ゆっくりきたが、登山口からちょうど30分しかかからなかっ た。
りっぱな木のやぐらが組まれている。階段を上がると展望台 になっている。

一般観光客もどんどんやってきて混雑気味。
八幡平山頂から周辺の様子を眺める。
辺りを見回しても際立ったピークがなく、ここが山頂なのか と感動は今ひとつ。
風雪に耐えるオオシラビソ(アオモリトドマツ)の森。
八幡平
 エゾオヤマリンドウ
八幡平
 八幡沼方面へ。
八幡平
 ガマ沼。後方は岩手山。
八幡平
 八幡平の代表的な八幡沼。
 
 以前はアスピーテ火山に分類されていたが、現在では成層火 山が侵食や爆発によりなだらかになったものであるという説 が有力である。[出典:ウィキペディア]

 アスピーテ火山:なだらかな高原で楯を伏せたような形をしており楯状火山という。
八幡平八幡沼の周りは木道が敷かれ、湿原帯となっている。

八幡平
八幡平
 ノアザミ?
八幡平
 避難小屋の陵雲荘。
八幡平
 陵雲荘周辺にはシロバナトウウチソウが多く点在している。
八幡平

 草紅葉   
八幡平草紅葉の湿原をのんびりゆっくりと。

八幡平

まさに高原逍遥。
八幡平草紅葉の湿原をのんびりゆっくりと。


八幡平

八幡平







八幡平
 先ほどいた休憩広場方向を振り返る。
八幡平
 チングルマの紅葉
八幡平
 池塘にはミヤマホタルイ

八幡平 池塘もところどころに見られる。


八幡平
 
八幡平八幡沼の終端付近までやってきた。沼は東西600m、南北200mの大きな沼。
ここを周回できるコースが設けられている。
八幡平見渡す限りの美しい湿原と樹林帯、
高原の心地よい風とともにのんびりと歩く。
八幡平チングルマの果穂がまだ残っていた。
八幡平
 ウマスギゴケ?
 
八幡平源太森への分岐を沼周回コースに入り対岸の湿原帯に入る。
最初の小さな沼があるので回り込む。
八幡平
丸い池塘
八幡平
ギボウシの実だろうか?
八幡平
帰りの湿原。めずらしく誰もいない。
 
八幡平
ナナカマドの実。
八幡平
陵雲荘方向。
八幡平森を抜け、アスピーテラインの上部に出てきた。コースも終盤になる。

左下の建物は帰りに寄った藤七温泉・彩雲荘で、すばらしい乳白色の露天風呂だった。露天風呂は広くて5つに区画されている。
基本は混浴だが女性専用が1つある。ためらう方はバスタオルが売店で売られているが、結構度胸は備わっているようだ。湯船の足元には灰色の粘土質のような泥が沈んでいて、顔パックや体に塗ったりしている。さらに温泉の泡がぷくりぷくりと浮いてくる。 
八幡平駐車したレストハウスが見えてきた。

後方の山は、畚岳(もっこだけ)。この辺では目立っていて存在感のある山で、藤七温泉近くが登山口。 
八幡平
 岩手山を望む。
■八幡平周辺観光









そば畑と岩手山

     




     

岩手山焼走り国際交流村








遠くに八幡平(中央やや左)








八幡平温泉郷








松川地熱発電所(松川温泉)








スズメバチ注意!(地熱発電所内)








太古の息吹(八幡平樹海ライン)








ゆで卵製造セット








90度の熱湯がぼこぼこ噴き出す