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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~

日光白根山

(奥白根山)



しらねさん(2578m) 日本百名山

2020(R2)年8月25日(火) 晴れのち雨
栃木県日光市・群馬県片品村

■行 程:菅沼登山口(駐車・出発地点)- 弥陀ケ池 - 日光白根山 - 避難小屋 - 五色沼 - 前白根山 - 五色山 - 弥陀ケ池 - 菅沼登山口

白根山ルートマップ

■サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものは拡大できます

自宅から日光市内を通過し、県境の金精峠方面を目指すと最初に女峰山、いろは坂を超えると右手に男体山、太郎山など日光連山が間近に迫ってくる。戦場ヶ原はその山深いなかでその一角に広大な平原をなしている。高原ゆえの早朝の戦場ヶ原は様々な光景を見せてくれる。今朝は一面に低く垂れこめた霧が幻想的だ。
日光白根山日光白根山




今回の山行は、群馬県側の菅沼登山口からスタートし、日光白根山、前白根山そして五色山を歩く予定。
奥白根山登山口から数百メートル歩くと広い園地か畑地のような平らなところに出る。案内板が設置されている。
ハンゴンソウの大群落が見られる。
奥白根山林の中をゆるやかに進む。
  
奥白根山大きな岩に1mほどの長さの小枝が集められている。
以前から気にはなっていたが、他の山で何度もこのようなものを見ているが、なにか信仰に由来するものなのか。
   
奥白根山オオシラビソの林になり、道はジグザグに高度を上げ、大小の岩を縫うように厳しい登りが続く。

指導標に「弥陀ケ池 0.9km」とある地点が尾根にほぼ出た地点にあたり、この先、座禅山を巻くように道は緩やかになる。
奥白根山弥陀ケ池近くの林で思いがけず、「アサギマダラ」がいた。

(この後、白根山下部(避難小屋近く)そして五色山付近でも見ているので、今日は3回お目にかかった。)

アサギマダラは遠くまで移動するぐらいの知識しかなかったが、あとでネットで調べたら、アサギマダラの生態を調査や研究している実態が分かった。そのひとつ「アサギネット」を見ると、多くは南西諸島(鹿児島県種子島辺りから台湾近くまでの島々)まで南下している実態が報告されている。
 ふわふわと風にも負けそうな蝶が、数百キロから2000キロも移動するとは驚きだ。
奥白根山弥陀ケ池に到着する。
水深は浅く、エメラルドグリーンの美しい池だ。
サンショウウオが生息していた。
奥白根山座禅山には電気柵が設置され、植物を保護している。
シカ害に遭っていたシラネアオイはどうなっただろうか。
 
奥白根山弥陀ケ池。
見る方向により水の色が変化する。
奥白根山白根山への登頂を目指す。(山頂・ロープウェイの分岐点) 
奥白根山2450m付近。
胸突き八丁の苦しさが続く。

奥白根山
 右手奥の小高い岩峰をよじ登る。
奥白根山頂上部付近に出ると、火山特有の絶壁が広がる。
奥白根山山頂へはさらに10分ほど岩稜部を行く。
奥白根山白根山頂(2578m)  さらに山頂は、稜線から一旦10mほど下りて登り返さなければならない。
登山口の案内図にもあるように、山頂部は複雑な地形となっており、標識をよく確認する必要がある。

写真右手の峰が白根山頂。左側の峰からは五色沼全体が見渡せる。
奥白根山白根山頂(2578m)
奥白根山


山頂から少し離れて奥白根山神社の社
その向こうには秘境錫が岳(2388m)
山頂からの眺望

武尊山 やや右後方には苗場山がかすかに
奥白根山
こちらは草津の白根山
奥白根山

奥白根山浅間山方面
奥白根山白根山頂をあとにし、避難小屋、五色沼方面に下る。
奥白根山五色沼全景が姿を現す。
上から見ると水面は薄い青色から濃いものまでグラデーションになっていて美しい。
奥白根山前白根山が見える。
奥白根山滑りやすい砂礫を急降下する。
奥白根山かなり下りてきたが、上を見ると躊躇するような急こう配。

まもなく林に入り、下降が終わる。
奥白根山スキー場のような平原に出る。
両側の山すそにはハンゴンソウが咲き乱れている。
奥白根山避難小屋に到着。小屋裏から前白根山稜線へ上がる道がある。
(錫ケ岳に挑戦するには体力、時間的にこの小屋を利用すると良いかも?)
奥白根山小屋から10分ほど下ると五色沼に到着。
 
奥白根山五色沼から標識に従って前白根山への稜線を目指す。
道は沢沿いに急登。

中間部に水場がある。水量は多くはないので、水を汲むには工夫が必要だろう。
奥白根山 稜線に上がると急にガスが発生。
前白根山山頂(2373m)は稜線から60mほど登ったところにある。

砂礫の斜面にはコマクサが咲いていてくれました。盛りを過ぎたとはいえ、奥白根山とっくに終わったかなと思っていましたが。

   前白根山(2373m)
                       
奥白根山前白根山をあとに右手稜線上をアップダウンし五色山に向かう。
この稜線を境に、右側がガスで覆われている。
奥白根山前白根山から約40分で五色山(2379m)に到着。
湯本・金精峠および弥陀が池方面の分岐がある。

奥白根山五色山山頂のすぐ近くに三角点のような石柱標識がある。

何かとよく見たら県境を示すものだった。
石柱には下野國、上野國、??四五七と彫られている。
 
奥白根山前白根山を振り返る。
歩いてきた尾根を境に日光側がガスに包まれている。

この先、笹原の気持ち良い平原を進み、弥陀ケ池に向かう。
奥白根山弥陀ケ池に到着。
着いたとたん、大粒の雨が降ってきた。

にわか雨であることを願いつつ、カッパを着る。
 

午後3時10分登山口に向け出発。林間の下り、それに加えて林の中は薄暗い。ライトをつけるか、つけないかのギリギリであった。
クマ除け対策をしながら、途中の休みもなくコースタイムを30分ほど早い約1時間25分で無事到着した。
日光白根山スライドショー
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