那須の紅葉がすばらしい。３～４年前の１０月６日だったがそれはすばらしい紅葉で、写真を撮っている方の｢今までで今年が一番いい｣と言っていたのを思い出す。

そんな期待を込めて那須に向かう。
終点の駐車場はもう満車で仕方なく路上駐車となる。
天気は最高の青空だ。空気が冷ややかな峠の茶屋からスタートする。
避難小屋の「峰の茶屋」まではほぼ１時間の距離だ。この避難小屋は最近建てられ真新しい。

しかし､紅葉は残暑のせいで１週間以上の遅れとの情報だが・・・。

峰の茶屋で小休憩後、朝日岳に向かう。
剣が峰から朝日岳分岐までは左側が絶壁であり、奇岩ひしめく岩稜地帯を慎重に進める。この辺が那須でも危険地帯だが手すりなどが整備され以前とはだいぶ様変わりしていた。
さらに日本海から直接吹きぬける風の強さは天下一品。しかし､今日は静かだ。

朝日岳へはザックを分岐点付近にデポして頂上を目指す。難なく15分ほどで頂上だ。
遠くから見ると茶臼岳より朝日岳の方が山らしくてかっこいい。

朝日岳を後にし、熊見曽根から隠居倉方面に分岐する。

このコースはあまり人は多くなく、稜線歩きで道は狭いが気持ちがいいし紅葉もいい。

隠居倉（１８１９ｍ）で小休憩し、三斗小屋温泉に向かう。

ここからは急な下りとなる。やはり紅葉がいい。
途中、源泉が湧いており、卵をゆでることができそうだ。今度は卵を持ってこよう。

温泉神社の境内を抜けると三斗小屋温泉に着く。最初にあるのが煙草屋旅館、旅館の間を通り抜けて一段低いところにあるのが大黒屋旅館。
温泉とはいえ宿泊客のみの入浴で、残念ながら一般登山者は入浴することはできない。

小休憩後、少し歩いた登山道脇で昼食とする。

ここから峰の茶屋までの最短ルートがあるが､姥ケ平方面に向かうことにする｡
沼原湿原からの登山道と合わせ、姥ケ平の湿地帯に到着する。

姥ケ平では時間をとり写真を撮る。
姥ケ平の広場から木道を行くと小さなひょうたん池と呼ばれるところがある。池の周りが色鮮やかに色づいているかと思ったが、残念ながらイマイチだ。
ひょうたん池を前景に茶臼岳をバックに撮るが雲や噴煙でなかなか茶臼岳の全景が出てこない。

姥ケ平からやや急坂を上りつめると牛ヶ首に到着する。ここは各方面のコースが合流し、にぎやかなところだ。

噴煙立ち昇る茶臼岳の裏手を回り、朝、通過した峰の茶屋に向かう。
その手前で記念に石を積み小さなケルンを作る。今度来たときにわかるかな？