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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


皇海山


すかいさん (2144m)
日本百名山
2000(H12)年9月30日(土) 晴れ
栃木県日光市・群馬県沼田市

■行 程:皇海山登山口(7:45)-(8:40)休憩(8:50)-(9:20)不動沢のコル(9:35)-(10:20)皇海山頂(11:07)-(11:40)不動沢のコル(11:50)-(13:15)皇海山登山口  (ピストン)

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。


皇海山(すかいさん)とは何ともひびきのいい名前だ。
栃木特産のイチゴブランド名の「スカイベリー」は皇海山からと期待感を抱かせる。

皇海山へのアクセスには栃木県側からの入山に限定されるだろう。

栃木県側では銀山平から庚申山、鋸山を経るルートと庚申山荘から六林班峠を経由するルートがある。
いずれも長い山行を強いられること、さらに鋸山(11峰)を超えるのが体力的・精神的に最大の難関となり、安全登山のために庚申山荘での宿泊を前提にした山行計画を練ることとなるだろう。

※栗原川林道の通行止めを受けて入山が極めて困難視されることから以下の記述を削除した。(グレイ表示)

(2)群馬県側からは吹割の滝で有名な利根村追貝から長いなが~い栗原川林道(約20km)を車で走り登山口まで行くことができる。しかし、林道がゆえの崖崩れやゲート閉鎖などにより通行不能の心配があるので、現地情報を確認するに越したことはない。

庚申山からのコースよりもこの不動沢のコースのほうが手軽に登れるので人気があるようだ。

《追加情報》
沼田市HPのお知らせ(2020年3月3日付)の概略は次のとおり。
「登山口までの栗原川林道は、度重なる台風や大雨による路肩崩落等の被害、落石の増加等により、安全な通行の確保が図れないことから、今後通行することができません。 そのため、皇海橋の登山口からの入山はできませんのでご注意ください。」 
詳細は沼田市公式ホームページへ
皇海山利根村追貝から入る。畑地を過ぎるとまもなく砂利道の狭い栗原川林道に入る。林道は狭く右側が絶壁、左側は落石の危険があり、特にカーブでのすれ違いに気をつけたい。
林道を約1時間走ると皇海橋がある登山口に着く。もうすでに乗用車約10台、マイクロバス2台が駐車している。

登山口には大きな道標や案内板がある。
皇海山 カラマツの林に入り、まもなく大きな沢を渡る。石の上を渡る程度であるが、増水時には難儀するだろう。

この先は何回も沢が二股に分かれる。水量の多い沢や少ない沢があり、さらに沢を何度となく左右に渡るので、方向がわかりずらい箇所がいくつもある。

特に悪天時にはしっかりと道標やテープを確認する必要がある。なかには間違った踏み跡と思われるのが見られた。

しかし道標、テープはよく整備されている。道というよりは、ほとんど沢の中、あるいは沢の縁を歩くようなもので、沢登りのような感じである。増水時の山行は避けたほうが賢明だろう。
大きな岩や石の上を歩くので、転倒に気をつければ危険な個所はない。

不動沢沿いの登山道を徐々に高度を上げていくが、標高1600m付近から不動沢のコルまで約300mが頑張りどころ。
皇海山 不動沢のコルに出ると、右へは鋸山や庚申山方向、左へは皇海山方向となる。
正面には槍のように尖った鋸山がそびえている。
皇海山 オオシラビソ、ダケカンバなどの大木の樹林帯を急登する。30分ほどの急登を終えると、ゆるやかになる。
皇海山 山頂手前に青銅の剣がある。信仰の山として庚申山の奥宮としての存在だ。

この青銅の剣から山頂は1分ほどの距離だ。

皇海山 山頂はそれほど広くなく、全方向とも樹林の陰から遠望する形になり、眺望はよくない。
あいにく雲がかかり遠くは望めなかった。

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