この峠を下ったところに登山口があり、路肩に10台程度の広さの駐車場があるが、すでに5台ほど駐車していた。いずれも山菜採りや渓流釣りの方で、ちょうど山菜をザックいっぱいに背負った2人の方が下りてきた。聞くと今は「こごみ」が旬らしい。
出発直前に1台の車が通り過ぎたが引き返して声をかけてくれた。「山開きはまだなので気をつけるよう」とのことだった。
登山口には立派な案内板とともに、英文の遭難碑と山行の無事を祈る「志津倉の鐘」があり、2~3度鳴らす。それほどまでに危険な山かと不安も抱く。
大沢沿いの左岸を進め小さな川を渡るとまもなく小さな湿原になり、ミズバショウがいくらか見られる。
ここで、細ヒドコースとの分岐があり、ガイドブック通り大沢コースに向かう。辺りは白いキクザキイチゲが目立つ。
出発直前に1台の車が通り過ぎたが引き返して声をかけてくれた。「山開きはまだなので気をつけるよう」とのことだった。
登山口には立派な案内板とともに、英文の遭難碑と山行の無事を祈る「志津倉の鐘」があり、2~3度鳴らす。それほどまでに危険な山かと不安も抱く。
大沢沿いの左岸を進め小さな川を渡るとまもなく小さな湿原になり、ミズバショウがいくらか見られる。
ここで、細ヒドコースとの分岐があり、ガイドブック通り大沢コースに向かう。辺りは白いキクザキイチゲが目立つ。
ここから小さな沢を渡り、恐怖の「シャクナゲ坂」に取り付く。本当に急峻だ。遠くから見ると40度ぐらいの傾斜か。
松の根につかまりながら両腕も交えて全身を駆使する。まさに地面に這いつくばる感じだ。
細い尾根上になっており、右側は断崖絶壁、左側は木々が生えておりそれほどの恐怖感はないがこれも急斜面で落ちたら止まらない感じだ。
クサリ場を越えると眼前には今までの雨乞岩から屏風岩と変わってくる。
「屏風岩」の標識に着く。足元がスパッと切れ落ちている。恐る恐る腹ばいになり覗く。
やがて、三本松の標識があるがどれが三本松かは確認できなかった。
ヤセ尾根が終わる頃に三本松と呼ばれるのにちょうど良い松があったが…。
松の根につかまりながら両腕も交えて全身を駆使する。まさに地面に這いつくばる感じだ。
細い尾根上になっており、右側は断崖絶壁、左側は木々が生えておりそれほどの恐怖感はないがこれも急斜面で落ちたら止まらない感じだ。
クサリ場を越えると眼前には今までの雨乞岩から屏風岩と変わってくる。
「屏風岩」の標識に着く。足元がスパッと切れ落ちている。恐る恐る腹ばいになり覗く。
やがて、三本松の標識があるがどれが三本松かは確認できなかった。
ヤセ尾根が終わる頃に三本松と呼ばれるのにちょうど良い松があったが…。
やっと危険地帯も終わり一安心したが、またもや雪渓に悩まされる。辺りはブナの原生林と変わって、山頂に続く稜線はすぐそこに見えるが、雪渓が邪魔をして道が途切れている。
先行した女性の踏み後をたどる。しかし、それもわからない部分もあり、必死でブナに描かれたペイントマークを探す。稜線は見えているので「山感」で進む。
結果的に稜線へは志津倉本峰(1203m)方向に少し入ったところに出た。ここからヤブを少しこぐとやっと「ブナ平」分岐点に出た。ひとまず安心する。
稜線を山頂に向けさらに進めるが、やはり雪渓が多くペイントマークと先行した方の踏み後を確認しながら進む。しかし、先行の女性は、この山に慣れているとみえて忠実にマーキングに向かっている。大変参考になりました。
先行した女性の踏み後をたどる。しかし、それもわからない部分もあり、必死でブナに描かれたペイントマークを探す。稜線は見えているので「山感」で進む。
結果的に稜線へは志津倉本峰(1203m)方向に少し入ったところに出た。ここからヤブを少しこぐとやっと「ブナ平」分岐点に出た。ひとまず安心する。
稜線を山頂に向けさらに進めるが、やはり雪渓が多くペイントマークと先行した方の踏み後を確認しながら進む。しかし、先行の女性は、この山に慣れているとみえて忠実にマーキングに向かっている。大変参考になりました。
昼食後、下山は細ヒドコースを辿る。ブナ林をゆるやかに下って行くが、やはり残雪がたちはだかる。やっと細ヒドコースの指導標に差し掛かる。ここから大辺峠への道があるようだが確認できなかった。
ここを直角に右に折れると、コース右側の沢にかけて稜線から雪が吹き溜まりとなってデブリを形成しており、この上を歩くのに踏み抜かないか恐る恐る通過する。少し進むと尾根左側の急下降に変わる。
手当たり次第に周りの木々や枝を補助にして下る。この付近は「タムシバ」の白い花が目立つ。
コース全体に言えることだが、冬場から春にかけての雪や強風で倒れた木々が登山道を阻んでいる。かなりの大木も倒れている。さらに秋の落葉もそのまま残っており、登山道をよりわかりにくくしているし、滑りやすい。シーズン前ということもあり、あとできれいに整備されるものと思われる。それから登山道には境界杭に使われるような赤い杭が打ってあるので、ある程度参考になる。
ここを直角に右に折れると、コース右側の沢にかけて稜線から雪が吹き溜まりとなってデブリを形成しており、この上を歩くのに踏み抜かないか恐る恐る通過する。少し進むと尾根左側の急下降に変わる。
手当たり次第に周りの木々や枝を補助にして下る。この付近は「タムシバ」の白い花が目立つ。
コース全体に言えることだが、冬場から春にかけての雪や強風で倒れた木々が登山道を阻んでいる。かなりの大木も倒れている。さらに秋の落葉もそのまま残っており、登山道をよりわかりにくくしているし、滑りやすい。シーズン前ということもあり、あとできれいに整備されるものと思われる。それから登山道には境界杭に使われるような赤い杭が打ってあるので、ある程度参考になる。
山行後の恒例となっている温泉入浴は、昭和村の昭和温泉しらかば荘で入浴する。泉質はナトリウム・塩化物泉で、色は黄緑色で温泉物質が混ざっておりやや熱めの湯である。