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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


雨巻山・三登谷山
御嶽山・足尾山

あままきやま(533m)・みつとやさん(433m)・
おんたけさん(433m)・あしおさん(413m)
栃木百名山
2006(H18)年2月4日(土) 晴れ
栃木県益子町

■行 程:大川戸 - 三登谷山 - 雨巻山 - 御嶽山 - 足尾山 - 大川戸

■雨巻山ルートマップ:益子町公式HP[観光]から登山ガイドがPDFファイルで提供されています。

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

雨巻山陶器の町、益子市街の南東に位置し、茨城県岩瀬町と接する雨巻山(あままきやま)に登る。雨巻山を中心にたくさんの登山口が整備され全部で10コースほどがあり、尾根歩きや沢歩きなど目的や体力にあったコースが整備され、季節に応じたハイキングが楽しめるようになっている。

今回はガイドマップお勧めコースでもある、三登谷山(みつとやさん)、雨巻山、御嶽山(おんたけさん)に、足尾山をプラスしてのコースを歩く。このコースは出発点の大川戸を起点に外輪山のような4つのピークをぐるっと一周し縦走する。
雨巻山大川戸は雨巻山のふところまで続く林道の始まりに位置し、数十台は停められる登山者用の駐車スペースが設けられ、トイレも完備している。駐車場内のボックスにはガイドマップが置いてある。登山口にこんなに立派な印刷のガイドマップはお目にかかれないものである。
雨巻山大川戸から舗装路を300mほど進むと右に折れ、大川戸・三登谷山尾根コースに入っていく。ほとんど直登気味に登る。登山道沿いには榊の木が多く、植林したのかどうかわからないが生垣状になっているところもある。30分ほどすると尾根に出て縦走路になってくる。
雨巻山三登谷山までは登り調子で明るい落葉広葉樹林帯のなかを進める。三登谷山は展望が良く、もやがかかりすっきりではないが真っ白な富士山の全容を望むことができた。しかし、日光・高原山方面は冬型が強まったせいか雪雲に覆われ望むことはできなかった。
雨巻山ここから少し進むと富士山方向の展望がよい場所がある。この先何度も何度も小ピークと鞍部の登り下りが連続する。冬場のなまった身体がますます重くなる。アップダウンはどの山に行ってもあるが、低山、高山の高さは関係ない。

途中3コースからのコースが縦走路に合流してくる。雨巻山の最後の急登には大きな岩が立ちはだかりコースは岩コースと階段コースに分かれる。右の岩コースに進めるが1ヵ所だけ短いロープがあっただけで何の事はない。2分ほどで合流する。
雨巻山雨巻山頂上は広くゆったりしており、ブナが目立つ。そのため展望はさほどよくない。このシーズンにしては多くのハイカーが思い思いに談笑していた。この山の主的存在の人もおり、そのなかに自然と引き込まれ聞き入る。頂上にあった温度計をみると3度であった。

下山ぎわに中学生2人が登ってきた。な、なんと一人は黒の学生服姿。唖然...。
雨巻山5分ほど下ったところに展望台がある。まだ富士山が見えている。さらに新宿副都心のビル群まで確認できた。また目の前には筑波山、その手前に加波山が大きく鎮座している。自宅の矢板から見る筑波山と加波山はいずれも双耳峰で同じような山容に見え、2山の位置は結構離れて見えるが、ここから見れば重なりあって近くにくっついているように見える。頂上に50分ほどゆっくり滞在してしまった。
雨巻山御嶽山方面に向け縦走路を下っていく。まもなく「猪転げ坂」と称される急下降に出る。なるほどその斜面を見るとうなずけるほどの急斜面である。しかし、登山道はジグザグにとってあり、下りでは苦もなく下りることができる。登りは逆に急登であることには違いない。
雨巻山鞍部に出てから左からの峠コースが合流するが、御嶽山へは直進する。この辺は特にミヤマシキミの群落が点在し赤い実がこの時期ひときわ目立つ。
雨巻山この先またアップダウンが連続する。今度は御嶽山かなと思いきや、頂上の標識はなく気を取り直して進む。御嶽山への最後の急登始まりに左から足尾山尾根コースが合流する。御嶽山頂上には休憩用テーブルと椅子が1基用意されており、八溝方面が木々の間から望める。
雨巻山足尾山へは、御嶽山頂上から一気に鞍部まで下りる。上から見下ろすと降りるのにちょっと躊躇するような垂直に近い斜面に30mほどの長いクサリが1本垂れ下がっている。しかし、実際にはクサリの補助を要するのは少しで足元はしっかりしていてゆっくり慎重に降りれば問題ない。
雨巻山鞍部に出てひと登りすれば足尾山頂に出る。山頂は樹林帯で見通しはない。ここから足尾山沢コースに入り帰途につくことになるが、このコースはそれほどメジャーではないらしく、登山道も不安定なところが多くある。まもなく沢沿いに入ってきて、一部沢歩きになる。沢は凍っている部分があるので注意が必要。霜柱がそのままの状態で白く光っている。

まもなく清滝の分岐導標があり、5分程なのでそちらに寄ってみる。水量は少なく、チョロチョロと落ちている。御嶽山直下からの湧水のようだ。
雨巻山戻って沢沿いに進めると、地蔵院方向からのコースと大川戸への分岐があり、ここに御嶽山開闢の祖田中長平と中興の祖黒子道之祐の石碑が建立されている。
ここは左折し大川戸に向かい、すぐに御嶽山からの尾根コースと合流し、下っていくと湿地帯に出てすぐに大川戸に到着する。
雨巻山 低山ではあるけれどアップダウンも数多く、距離もほどほどあり冬場の山行にしてはなかなか手強いところもあったが、4つのピークを踏破し達成感を得られた山行だった。ヒメシャガの時期にぜひもう一度歩いてみたい所である。


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