本来なら日本百名山の瑞牆山(みずがきさん)に登る予定だったが、急遽、大菩薩嶺に変更した。
登山口でもある上日川峠は林道を車で登り標高約1580mがスタート地点になる。 往復でも3~4時間のハイキングコースといってもよいだろう。大勢の”ハイキング客”でごった返していた。
麓からのコースも用意されているが、見た限りそう多くはない。
着いた時間が早かったせいか、登山口でもあるロッジ長兵衛近くに駐車することができた。
警備員にコースを尋ねたら、急坂ではあるが唐松尾根から上がったほうが良いだろうとのアドバイス。
地図をいただいていざ出発となる。
登山口から福ちゃん荘までは25分ぐらいとあるが、舗装の道と林間のコースがあり、どちらも時間的にはそう変わりはない。
行きは舗装路を歩いて行くことにするが、タクシーが列をなして入ってくる。車両は通行止めと思っていたが、どうもタクシーは例外らしい。車が来るたびにたいして広くない道のため、そのつど退避するはめになる。
福ちゃん荘にやってきた。
タクシーはここまでやってきていた。
山登りに来たのだから25分くらい歩いたらと思うが・・・。
ここで、唐松尾根経由と大菩薩峠経由の分岐となる。
言われたとおり、唐松尾根を選ぶ。
福ちゃん荘前には「マユミ」の実が花が咲いているかのようにきれいだ。
名前のとおりカラマツの明るい山道を進める。
ゆるやかに登っているが、まだ急登はない。
小さな子供も元気に登っている。
急坂は頂上手前の高さ150mほどで、途中には気持ちのよい平坦な林もある。
急坂に入り、ジグザグに登っていくが、後ろには富士山が間近に迫って見えている。
登りつめると「雷岩」と呼ばれる、眺望の良い休憩に向いたところに出る。
大菩薩嶺は、ここから5分ほど行ったところにあるが、林間のため眺望はない。
甲府盆地にやや靄がかかっているのが、南アルプスを一層引き立てている。
手前には大菩薩湖が。
雷岩から大菩薩峠までは絶景の稜線歩きとなる。
富士山、南アルプスはもちろん、遠く乗鞍岳は真っ白の冬山になっていた。
「神部岩」がある、標高2000m地点。
「親不知ノ頭」から「賽の河原」を振り返る。
富士山を望む位置としては程よい距離。
昨日、歩いた大菩薩嶺(左端)。
南アルプスを望む。
大菩薩峠を見ながら稜線を下りる。
大菩薩峠。ここには介山荘があり、多くの人が休憩していた。
帰りの道。軽自動車が通れるくらいの広さで、明るい林間のやや下りを足早に歩く。
富士見山荘前から望む富士山。