TOP
 Home     Trekking Menu  

Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


苗場山

なえばさん(1日目)


(2145m)日本百名山/花の百名山
2009(H21)年9月20日(日)~21日(月) 晴れ
新潟県湯沢町/長野県栄村

■行 程:■祓川(はらいがわ)コース(ピストン)

町営駐車場登山口(かぐらスキー場)-- 和田小屋(5合目)-- 下の芝 -- 中の芝 -- 上の芝 -- 顕彰碑 -- 祓川コース・小松原コース分岐 -- 股スリ岩 -- 神楽ヶ峰(8合目)-- 富士見坂 -- 雷清水 -- 鞍部(お花畑)-- 雲尾坂 -- 苗場山頂 -- 苗場山頂ヒュッテ(泊)

苗場山ルートマップ

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

苗場山1ページ(1日目)
苗場山2ページ(2日目)へ
苗場山 「苗場」といえば真っ先に思い浮かべるのはスキー。湯沢ICから登山口へ向かったが見える山肌はほとんどスキー場だ。

一方の「苗場山」のほうはというと強烈な印象はない。頂上部が尾瀬みたいに平らな湿原に地塘が点在しているぐらいの知識しかなかったが、調べてみてわかってくると興味が湧いてきた。どのコースから登ろうかといろいろ思案、豪雪地帯の秋山郷からも観光もセットしていいかなと思いつつ、結局、一番ポピュラーな湯沢地区からとなった。

登山口へは、国道17号三俣地区から狭い林道を約8Kmほど入る。ここもスキー場の一角をなしており、リフトが延々と伸びている。

駐車場はすでに満杯状態。あふれた車はスキー場内の草地まで入り込んで駐車している。
苗場山 登山口をゆるやかに登っていくと舗装道路と合流し、ここから和田小屋まで舗装路でつながっているらしい。
苗場山 ゆっくり30分ほどで和田小屋に着く。標高1380m、5合目となる。
あわせてスキー場のリフト駅にもなっており、広々としている。
苗場山 ここからが登山道といってもよいくらい。
苗場山 スキー場から右手にはずれ、ブナの林に入ってくる。
木々の葉っぱも色づきはじめてきている。

道は大小の石ころ道で湿っており、歩きづらい。
苗場山 だいぶ登ってきたが相変わらず石だらけの道である。

帰りの登山者の話では天気も良く紅葉がすばらしかったとのこと。
苗場山 最初のポイント、「下の芝」にやってきた。ここは小規模の湿原状になっている。
苗場山 その先、さらに登っていくが石がゴロゴロ。(帰りは特に注意)
苗場山 明るく開けたところにやってきた。「中の芝」である。
ここは紅葉が進んでおり、斜面にはナナカマドやドウダンツツジの赤、カエデ類の黄がさわやかに色づいている。
苗場山 大小の岩やオオシラビソがアクセントになって天空の庭園だ。
苗場山 この辺の標高は1900mぐらいだが、今年は紅葉の進み具合は早いのかもしれない。
ちょうど今日は台風14号が関東沖合いを通過する予定なので、その影響で強風が吹くのかと心配していたが、それもなくむしろ涼風が心地よい。
苗場山 その先、なだらかに登って行くと「上の芝」を通過する。
苗場山 稜線部手前には、この山を広めた長岡の2人を顕彰する碑があり、すぐ先に分岐がある。右手に行くと小松原湿原とある。
苗場山 道は笹原の稜線歩きとなり、疲れた身体も一休み。左下を見ると登ってきたコースと、カッサ湖が青く望める。

途中、「股スリ岩」を通過するが、言葉の意味するような難関という感じでもない。
苗場山 ほどなく、「神楽ヶ峰」(2030m)を通過するが、山頂というピーク感はない。

ここから道はジグザグに下降していくが、富士見坂と呼ばれる。
苗場山 富士見坂を鞍部まで100mほど下降することになる。
せっかく登ってきたのにと思うが...。
苗場山 坂を下りながら、前方に見える苗場山への登り返しの急坂に唖然とする。
あんな鋭く切れ落ちた急峻な尾根に道はあるのか...。
苗場山 ちょうどいいタイミングのところに「雷清水」と呼ばれる水場がある。

水量は少ないが冷たくてうまい。
苗場山 「お花畑」と呼ばれる鞍部付近を見下ろす。
苗場山 お花畑を通過すると、いよいよ最後の登りに取り付く。雲尾坂と呼ばれる。

少し登ったところで下を見下ろすと、緑のじゅうたんに黄色の点をちりばめたようできれいだ。
苗場山 鞍部から約250mを登り返す。見たとおりの傾斜できつい登りだ。

ゆっくりゆっくり休まずに。
苗場山 一息ついたところで、これまで歩いてきた方向を振り返る。
苗場山 登りつめると突如として目の前に広大な苗場山高層湿原が現れる。

はじめての地に辿りついた者にとって、「ウォー」と歓声を上げざるを得ない気持ちになるだろう。

ここからは木道が縦横に敷設されている。
苗場山 小屋に入る前に山頂を目指す。といっても、もう登りはない。
山頂標識は、今年から休業している「遊仙閣」のすぐ裏手にある。

標準行程時間を大幅に超過。ゆっくり写真を撮りながらだが1.5倍の時間がかかった。

HOME | 日記MENU | 山名一覧表
Copyright ©-Tak@se Web Echo-. All rights reserved.