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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


会津朝日岳

あいずあさひだけ (1624m)
日本二百名山
2010(H22)年7月19日(月) 晴れ
福島県只見町

■行 程:赤倉沢登山口 -- 三吉ミチギ(水場)-- 人見の松 -- 叶ノ高手 -- 熊の平 -- 避難小屋 -- バイウチの高手 -- 北壁岩場 -- 会津朝日岳  (ピストン)

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

会津朝日岳会津朝日岳は、ずっと頭のなかにあった山だが、機会に恵まれずにいた。
というのは、山の高さからいえば普通どこにでもあり登れる山だろう。しかし、問題は山奥深いところに位置し、標高差から長丁場の山行になることが予想され、”亀足”にとっては時間的な課題が躊躇していた。やるなら今の夏場、遅くとも秋口かなと。

白沢集落の入口には登山口の案内があり、狭い舗装路の白沢林道を数キロ、「いわなの里」を目指す。  
会津朝日岳「いわなの里」から数百メートル奥に登山口がある。

登山口は標高550m、山頂は1624mなので、単純な差でも1074mある。
さらに、「叶の高手」以降登り返しもあり、累積の標高差は加えること数百メートルとなろう。
会津朝日岳登山口のすぐ先に橋がある。山頂まで約6Kmの出発点である。
 
会津朝日岳左手に赤倉沢の水音を聞きながら、しばらく林道のような感じの広い道を進むが、結構な距離がありゆるやかに登っている。

道の両脇には、ガクアジサイ、シモツケソウなどがアクセントとなりきれいだ。
会津朝日岳赤倉沢
会津朝日岳ここも集中豪雨の傷跡と思われる部分が痛々しく残っている。

本来は登山道であったところと思われるが、深くえぐられて川と化している。

この先からが本格的な登山道となる。
会津朝日岳再び森の中に入ると、青やオレンジ色の光線が鋭く射しこんできた。
会津朝日岳沢を渡るが、この水量では難なく渡れる。

道は急に傾斜を増してジグザグを繰り返す本格的な登山道となる。
会津朝日岳コース最後の水場となる「三吉ミチギ」と呼ばれる地点に着く。

水は大変冷たく、蒸し暑さの中、汗ダクダクの喉を潤すにはうれしい限りである。
今日はペットボトル3本を持ってきたが、このかんかん照りのなか、大丈夫かなと不安になる。帰りにはこの地点までに飲み干せばよいわけで、頂上までに2本、帰りは1本と飲む量をイメージしてみる。
会津朝日岳相変わらずジグザグの急坂が続く。周りの山の様子を見て、そろそろ稜線かなと思っても同じような光景が続く。

しかし、幸いするのは林間の中なので、強烈な陽射しを受けないので助かる。
会津朝日岳「人見の松」に到着。ちょっとした展望台でもあり一服によい。

要所の地点には標識があり、山頂まであと2.6kmとある。
会津朝日岳今度は岩場の急坂となる。
会津朝日岳ロープもあり、なかなか気が抜けない。
会津朝日岳だいぶ高台まできて、やっと目指す会津朝日岳の姿が望めるようになる。
会津朝日岳「叶の高手」という地点に到着する。ひとつの大きなピークになっており、標高1430mである。

このピークから下りとなり、「熊の平」地点まで約100mほど下りることになる。

いつも思うことだが、息が切れる中せっかく登ってきたのに・・・。
会津朝日岳途中には、「大クロベ」が2本ある。
クロベはネズコとも呼ばれヒノキ科で、最初に出合うクロベは幹周り395cm、樹高18mとある。その先さらに下ったところにもうひとつのクロベは幹周り535cm、樹高22mとあるが、中途からなくなっており、さらに枯れかかっているようにも見える。
会津朝日岳
途中の展望台からは、右端に避難小屋が望め、コースの大体の様子がうかがえる。
まだ先は遠い感じがする。
問題は山頂直下の岩場を登ることだが、周辺の岩場の急峻さを見ると果たしてどうなのかと思う。
会津朝日岳「熊の平」は窪地のためか、どろ道の連続で登山靴がズブッと埋まる。

やや登りに入ってきたところで、避難小屋に着く。
ドアを開けて中の様子を見るが、雑然として汚れた感じで奥まで入る気がしなかった。
会津朝日岳避難小屋からまた急坂がジグザグに続く。

身体のほうもだいぶまいってきて、休憩時間も多くなる。
ピークに出ると、そこは「バイウチの高手」と呼ばれるところ。

ここからやや下って最後の岩壁の取り付き点に行く。
会津朝日岳取り付き点に着く。

全体を眺めると草とともに岩が露出しており、見上げるほどの急坂だ。
高度差約100mほどの岩登りだ。
会津朝日岳幸いにロープが要所要所にあるので助かるが、疲れも重なり息もあがる。
会津朝日岳緊張感とともに慎重に登る。
会津朝日岳やっと頂上稜線に出ると、反対側もさらに険しい急峻な岩のヤセ尾根。
覗き込むと、さらに深い岩壁が聳えている。

頂上へは稜線を右手方向に100mほど行ったところにある。
会津朝日岳やっと着いたという感じで、遠くきつかった。というのが本音。

頂上には山名盤とともに、三等三角点がある。

遮るものなしの絶景が広がっている。
会津朝日岳山名を確認するのも忘れるほどの絶景が広がる。
会津朝日岳山頂直下の楢戸沢の大スラブ、遠く田子倉湖が望め、その奥には浅草岳が望める。(北西)
会津朝日岳丸山岳方向。(南)
会津朝日岳北壁頂上部からこれまで来たルートを眺める。

とおーい!
会津朝日岳スライドショー
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