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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


尾瀬(小沢平コース)

おぜ(こぞうだいら)

2010(H22)年8月21日(土) 晴れ
福島県桧枝岐村

■行 程:
(往路):小沢平登山口―渋沢温泉小屋分岐―ウサギ田代―三条ノ滝―平滑ノ滝―赤田代(温泉小屋)
(復路):赤田代―段吉新道―燧裏林道―天神田代分岐―渋沢大滝分岐―渋沢温泉小屋―小沢平登山口

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

尾瀬(小沢平コース) 尾瀬周辺のコースは、地図にある登山道をほぼ塗りつぶした感があるが、遠いためかまだ小沢平からのコースは歩いていない。(小沢平は、”こぞうだいら”と読む)

小沢平登山口へは、尾瀬沼への玄関口である御池からさらに国道352号を銀山湖方面に進める。
道は狭く急カーブの連続で一気に下降していく。いったん平地になるところが小沢平となる。銀山湖はまだまだ先。
尾瀬(小沢平コース) 駐車場は15台ほどは止められ、バイオトイレも完備されている。

すでに、5台ほど止まっていたが、この辺は渓流釣りも可能なので登山客ではないかもしれない。
尾瀬(小沢平コース) 登山口から歩き出すといきなりハンゴンソウの群落が迎えてくれる。

尾瀬と言えば花。
ちょうど夏の花と秋の花が入れ替わる時期でもあり、たくさんの花に出会うことができた。

出会えた花は、スライドショウに一括掲載しているので、そちらを参照してください。
尾瀬(小沢平コース) すぐに只見川に注ぐトクサ沢にかかる木橋に差し掛かる。

なぜか老婦人が橋に座っていた。
尾瀬(小沢平コース) この先、たくさんの支沢があり、木橋などが架かっている。
尾瀬(小沢平コース) 登山道は只見川沿いにあり、渋沢(シボサワ)温泉小屋までは小さなアップダウンはあるものの、全体的にはゆるやかな勾配が続いている。
ブナが主体で、薄暗い林や明るい林が入り混じっている。
尾瀬(小沢平コース) 不動大滝の看板があるが、残念ながら道はなく遠くから眺めるだけ。
尾瀬(小沢平コース) シボ沢を通過する。
比較的大きな川で、木橋は2つあるが、高い橋のほうは傾いているため、低い方を利用するようにとの案内がある。
大雨のときは、ほとんど渡れないのではないか。
尾瀬(小沢平コース) シボ沢から少し登ると、三条ノ滝・尾瀬ケ原と渋沢温泉小屋への分岐がある。小屋はすぐそこにある。

小屋には帰りに別コースを経由して渋沢大滝を見てから寄る予定なので、三条ノ滝方面に向かう。
尾瀬(小沢平コース)
小屋分岐から急登が始まりジグザグに標高差約250mほど登りつめると、あとはブナ林をなだらかな登りに変わってくる。
尾瀬(小沢平コース) 分岐があり、左手へは御池方面、右手へは三条ノ滝方面となる。

ここから三条ノ滝に向かうが、すぐにウサギ田代の小湿原を通過する。
尾瀬(小沢平コース) アスナロの大木の根っこが広がる急斜面を100mほど下りると分岐があり、右手の三条ノ滝方面に曲がる。滝へはここから200mほどの距離だ。

急な木製の階段を下りて展望台となる。
尾瀬(小沢平コース) 只見川の谷間にものすごい轟音が轟いている。
尾瀬沼・尾瀬ケ原の水を集めて、落差73mを流れ落ちる滝は水量も十分にあり見ごたえがある。
尾瀬(小沢平コース) 雪解け時期には、さらに水量は迫力を増すが、この時期は三条ノ滝の名前の所以である流れの筋が三条になりつつあるようだ。
尾瀬(小沢平コース) 展望台から見る滝はちょっと障害物が気になるが、この場所が唯一の場所でもあり仕方がない。

以前、ここを訪れた時に岩壁に日本カモシカがいたことを思い出す。
尾瀬(小沢平コース) 次に上流の平滑ノ滝(ヒラナメノタキ)を訪れる。

尾瀬(小沢平コース) 展望台が高いところにあるため、見下ろすと滝という感じはしないが、一枚岩の岩盤で500mほどの長さがあるという。
尾瀬(小沢平コース) 平滑ノ滝から約1km行くと、尾瀬ケ原の赤田代地区に出る。
尾瀬でもめずらしい温泉に浸かれる元湯山荘や温泉小屋が並ぶ。
湿原にはまだ多くの花が咲いていた。写真撮影の時間にだいぶとられ、あっという間に時が過ぎる。
尾瀬(小沢平コース) 遠くに至仏山が望める。
尾瀬(小沢平コース) 木道左手には、燧ケ岳が望める。

帰りの時間が気になる。どう計算しても予定の行程は難しい感じ。
尾瀬(小沢平コース) 分岐を段吉新道を経由して、燧裏林道に入る。
(本来はこの分岐のすぐ下の分岐から来た道を帰れば良かったかも)
尾瀬(小沢平コース)こんなところにも「ちたけ」が!
今年は「ちたけ」が大豊作だそうだが...。

あまり興味を示さない人も多いようだが、栃木県人としては大好物のキノコでもある。
尾瀬(小沢平コース) 時間も、もうすでに3時45分を過ぎて、燧裏林道をひたすら歩くが、疲れも重なり分岐まで意外と遠い。

シボ沢に架かる立派な鉄骨の橋。
シボ沢は渋沢大滝を経て渋沢温泉に通じる沢だが、この辺は涸れている。しかし、河原を見ると大雨時に大暴れしたのか土石流の傷跡がものすごい荒れた沢となっている。
尾瀬(小沢平コース) やっと渋沢温泉小屋への分岐に出る。ここを左折する。

ゆるやかに湿っぽい道を下っていくが、途中から急下降となってくる。
道の様子からこのコースはあまり利用されていない模様。しかし、全般的に道もしっかりしており歩きやすい。
尾瀬(小沢平コース) 途中に渋沢大滝への分岐に出る。大滝まで20分とあるが、時間はもうすでに5時ちょうど。
滝への往復の時間と加えて小沢平登山口までの時間を計算すると無理だ。

ぜひ行ってみたいところだったのだが、残念ながら今回はあきらめる。(先に寄っておくべきだった。)
尾瀬(小沢平コース) さらに下って、シボ沢の河原に出る。心なしか水は白く濁っており、この川の名前の所以か。
この上流に渋沢大滝がある。

心細いハシゴの橋を渡る。
大水のときではとても渡ることはできないだろう。
尾瀬(小沢平コース) 小屋手前には露店風呂がある。

自由に入って良いとあるが、手をつけると冷たく、ごみも混じっている。ちょっと入る気分にはなれない。
尾瀬(小沢平コース) 渋沢温泉小屋に到着する。

小屋の方に、朝登山道で会った方ですねと話しかけられる。
さすがにこのシーズンは尾瀬ヶ原ももちろんだが、この地を訪れる人は少ないらしく、宿泊客も少ない。
紅葉シーズンには賑わうのだろう。

今日の山行で、尾瀬ケ原、三条ノ滝付近を除いて、渋沢温泉近辺で出会った山歩きの方は一人であった。

小屋を17時20分ごろに出発する。
深い森のなか、途中でかなり薄暗くなってきた。
心細さを打ち消すように、口笛や声を出しながらの歩きで、小沢平に着いたときはさすがにほっとした。

全行程約19kmと比較的長丁場の歩きとなった。
*尾瀬の花(夏-秋)* スライドショー
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