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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


至仏山

しぶつさん(2228m)
日本百名山/花の百名山

2014(H26)年5月4日(月) 晴れ
群馬県みなかみ町/片品村

■行 程:鳩待峠 -- オヤマ沢田代 -- 小至仏山直下 -- 至仏山頂 -- 高天ケ原 -- 山の鼻 -- 鳩待峠

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

至仏山山スキーヤーやスノーボーダー達の多さに登山者はやや押され気味のこの時期、残雪まだ深い至仏山に登る。

至仏山周辺は全域が植生保護地域のため、残雪期の特別措置として本年は4月24日から5月6日までが入山可能で、5月7日から6月30日まで入山禁止になる。

すでに鳩待峠駐車場は満車で、戸倉からのバスに乗る。
 
至仏山鳩待峠は標高1591mなので、山頂まで約640mの標高差となる。
登り始めはゆるやかに上っていくが、ブナやダケカンバなどの雑木林を歩く。

まだ朝早いため、アイゼンを装着していることもあってか、雪は固く締まって歩きやすい。
しかし、午後近くになると雪は湿り気をもって、歩きにくくなるだろう。
至仏山高山特有の濃い青空をバックにダケカンバの白が引き立つ。

次第にオオシラビソの樹林が目立ってくる。
 
至仏山スノーボーダーのグループが列をなして行く。

風もなくすばらしい天気に恵まれた。
至仏山これから行く至仏山を望む。
急坂も多くなってきたが、その分眺望も開けてくる。
至仏山武尊山(ほたかやま)の山並みが近くに望める。
至仏山オヤマ沢田代を通過。ここまで約2時間。
オヤマ沢田代は標高2030mほどの小広い湿原になっており、この辺から山頂部にかけて「花の百名山」にふさわしく多くの高山植物が楽しめる。
夏道は、岩稜帯を歩く。
ここは、笠ケ岳への分岐点にもなっている。
至仏山谷川岳など上越国境の山並みを望む。
至仏山振り返ると均整のとれた笠ケ岳が。(まだ未踏なのでぜひ歩いてみたい山だ)
至仏山コースは小至仏山頂(2162m)には向かわず、山頂直下をトラバースするように付けられている。
 
至仏山緊張感はそれほどないが、斜面なので慎重に。
至仏山小至仏山を回り込み、いよいよ至仏山へアタック。
 
至仏山振り返ると左に小至仏山、右手に笠ケ岳、中央奥に武尊山の絶景が広がる。
至仏山鳩待峠からちょうど3時間。
山頂標識を入れての写真撮影が途切れない。なかなか撮れないほどの賑わいだ。  
至仏山山頂からの絶景をしばし楽しむ。

霞も少なくまさに360度の眺望。

写真は新潟の名峰、巻機山(中央やや右)。


至仏山越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山の越後三山も。
 
至仏山尾瀬ヶ原が眼下に。
 
至仏山尾瀬ヶ原を前景に燧ケ岳、会津駒ケ岳。
 
至仏山山頂をあとに山の鼻に下りる。

山頂から少し下がると高天ケ原一帯は雪が完全に消えており、アイゼンをはずしての下降となる。
 
至仏山再び残雪地帯に入ってくる。

山の鼻地区の湿原の様子が詳細に分かる。
 
至仏山雪原に太い筋が何本もあるが、これはスノーボードではなく尻セードの跡。

いわゆる、自分のお尻をスキー代わりにして滑ること。
 
至仏山スピードもほどほどに出て快適に滑れるがコース取りにはやや難がある。ブレーキは足。
防水対策をしていなかったため、ズボンがびしょぬれになりパンツまで滲みてきた。

注意点は、ところどころに木々や岩が見えているところがあり、そこは当然ながら避けて滑ること。
 
至仏山だいぶ下りてきた。

オオシラビソなどの林間をしばらく歩くが、大体の見当をつけて山の鼻を目指すが、足跡がいっぱいあり不明瞭なので天気の悪いときは要注意。
 
至仏山せっかくなので山の鼻地区を散策する。

この辺でも積雪はまだ1m以上はある。
通常は入れない場所も自由に立ち入ることができる。

猫又川の支流沿いに歩いてみた。川は湿原をS字状にくねくねと曲がりながら流れている。
ここからヨッピ川となり、さらに只見川に続く。
 
至仏山歩いてきた至仏山東面を望む。

コースがはっきりと見えている。
 
至仏山スライドショー
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