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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


蓼科山

たてしなやま(2531m)
日本百名山

2015(H27)年5月3日(日) 晴れ
長野県茅野市/立科町

■行 程:七合目登山口(駐車場) -- 馬返し -- 天狗の露地 -- 将軍平(蓼科山荘) -- 蓼科山頂ヒュッテ -- 蓼科山頂  <ピストン>

■秋田駒ヶ岳ルートマップ:【ルート確認用】 【拡大表示・印刷用】

サムネイル画像解説: ※サムネイル画像に赤枠のあるものはポップアップ拡大できます。解除は×または写真枠外をクリック。

蓼科山蓼科山蓼科山は「諏訪富士」とも呼ばれ、また「女ノ神山(めのかみやま)」とも言われている。どっしりと構える山容は優美でそれにふさわしい。佐久市側から見るとひときわ際立って見える。

しかし、登ってみるとそれを裏切るように広い頂上は岩だらけ、残雪が消えているところを見てもゴロゴロと岩の山である。

七合目登山口へは女神湖近くの「蓼科牧場」交差点を「夢の平林道」に入って行く。林道と言っても十分な幅があり舗装路でセンターラインがある。どんどん標高を上げていく。
広大な規模を誇る「御泉水自然園」の中を抜けると、右手に目指す駐車場がある。
時刻は9時半だが割と広い駐車場はほぼ満杯。車間の隙間がバラバラなど、駐車の仕方が悪くて整然としていない。なんとか隙間を見つけ駐車。

蓼科山

登山口へは駐車場から100mほどのところ。ここにも小規模な駐車場がある。
9時40分、蓼科神社の大鳥居に拝礼して登山道に入る。

  
蓼科山明るい緩やかな道の樹林帯を進み、15分ほど歩くと「馬返し」を通過する。ここは馬も苦労する難所で馬が引き返すところだったというのが一般的だが、まだ道はそう険しくないと思われるが・・・。

蓼科山


コメツガなど針葉樹林帯になり、射しこむ陽も弱くなりコケの森となる。
 
蓼科山道もジグザグに曲がりながら高度を上げ、残雪が見られるようになる。

 
蓼科山蓼科山 本格的な雪道となり、よく見ると雪の下部は凍結している。
しかし、アイゼンを付けなくてもまだ大丈夫。


振り返るといつの間にか高度もだいぶ上がってきている。ダケカンバが混じってきて、下方には女神湖が望める。
蓼科山 道は沢から離れ右手のゆるやかな尾根に入る。



 
蓼科山ここまで1時間ちょっと。標識には「天狗の露地」とある。登山道からすぐのところなので寄り道をする。
蓼科山ここは雪解けが進み、びっくりするほどの岩だらけ。
開けていて気持ちのがよいところだ。
 


蓼科山

 
 写真右端には美ヶ原、やや霞が入っていて分かりづらいが、正面には穂高岳など北アルプスの峰々が望める。
蓼科山 登山道に戻り、ここからが一番の踏ん張りどころ。急坂を直登する。
雪のない時期ならジグザグに道は続いているのだろう。

 
蓼科山 急坂を登りきったところには、蓼科山荘が建つ。
この辺を「将軍平」と呼ぶ。ここまでほぼ2時間かかった。





蓼科山 山荘から望む真っ白な蓼科山。北側斜面だけに雪が残っている。ここからわずか180mほどの高度差だが、それ以上の高さに見える。登山者の姿が望める。
蓼科山 蓼科山荘から頂上に。
初めは林の中を登るが、ザイルが用意されているほどのかなりの急坂だ。



一番の傾斜がきつい地点。まだかなりの雪が残っている。
深い足跡の階段になっているため、ザイルの助けはいらないがなるべくザイル付近を登る。蓼科山
雪の下はゴロゴロの岩だらけで、逆にこの時期のほうが登りやすいのかも知れない。
蓼科山 横を見るといかにきつい斜面かが分かる。蓼科山 下を見ると蓼科山荘が小さく見える。


                                                       
蓼科山 蓼科山ようやく頂上部。平になり左手に回り込むと蓼科山頂ヒュッテが見えてくる。
 

 
蓼科山山頂はヒュッテからほど近くの小高くなったところにある。

蓼科山 蓼科山頂に到着。
 
山頂付近はにぎやかだ。ちなみに蓼科山の標高は2014年4月に国土地理院によって改定され、1m高くなって2531mとなった。
蓼科山 頂上部は、大小の岩がごろごろと折り重なり、いくぶん中央にかけてへこんでいるが、ほぼ平らな岩の台地で、歩くにも岩の上を飛び跳ねていく感じ。
火山弾が降り積もったのだろうが、どうしてこんな平らになったのだろうか。
蓼科山 中央には蓼科神社奥社が祀られている。
 岩の間にはガンコウランが根付いている。

蓼科山  

 


 木々もほとんどなく、独立峰なのでの眺望はすばらしい。
 頂上から一番に目立つのは八ヶ岳の峰々、蓼科山は八ヶ岳連峰の北端に位置し、南に目を転じると赤岳を中心とした峰が間近に望める。
蓼科山 大展望を楽しむには、頂上部が平らで広いため、一点からでなく頂上の淵まで行って近景を含めて全体を見渡すとダイナミックに楽しむことができる。


蓼科山の裾野に広がる車山を主峰とする「霧ヶ峰」。右手には白樺湖、左奥には諏訪湖がその一部を見せている。



 北アルプスの代表的な山々が望める。奥穂高岳、槍ケ岳などが見えている。蓼科山
蓼科山 南アルプスの峰々。蓼科山



 
      寒くもなく気分爽快の頂上。
蓼科山 帰路につく。

 




蓼科山
急斜面で10mほど滑った。  
滑りだすとなかなか思うようにならない。すかさずザイルをつかみ足と併用してブレーキがかかった。

蓼科山 山荘の小屋番さんから、近いところに撮影ポイントがあるから行ってみたらとの勧めでさっそく行ってみる。



 蓼科山


 「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ・・・」 たくましく生き抜く「ミネザクラ」
蓼科山 山荘から見る蓼科山とは頂上部の視野が広くなっている。


 蓼科山


 「霧ヶ峰・車山」のビーナスラインから見た蓼科山。
---おまけ旅1---
■2015 熱気球ホンダグランプリ第2戦--第23回 佐久バルーンフェスティバル2015


 蓼科山に向かう途中、偶然にも佐久市でバルーンフェスティバルに遭遇。







---おまけ旅2---
■伊那のパワースポット ”ゼロ磁場” --- 分杭峠(ぶんぐいとうげ)


 世界最大の巨大な断層である「中央構造線」の真上にある分杭峠。この断層がもたらす巨大なエネルギーが「気」を生じさせ、感じる人は手のひらがしびれたり、温度差を感じるとも。癒しを求めて多くの人が訪れている。

 もっと詳しく知りたい方は、次の外部サイトへ →
パワースポット「分杭峠」ゼロ磁場の情報サイト









ここが、一番「気」を感じると彼女たちは言う。