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Tak@se Web Echo

~ 山歩きの記録と山岳写真集 ~


安達太良山

(湯川渓谷)


【あだたらやま】(1700m) 日本百名山

2020(R2)年10月16日(金) 晴れ
福島県二本松市

■行 程:二本松塩沢スキー場・塩沢登山口(駐車・出発地点)- 三階滝 - 屏風岩 - 八幡滝 - くろがね小屋 - 峰の辻 - 稜線(牛の背・矢筈森)  (ピストン)

安達太良山(湯川渓谷)ルートマップ

サムネイル画像解説:  ※サムネイル画像に赤枠のあるものは拡大できます

湯川渓谷を歩くのは実に20年ぶり。安達太良山の紅葉を楽しむのにはいくつもある中で、渓谷美を味わうにはこのコースがお勧め。ただし、渓谷ゆえのリスクも伴うので、慎重な歩きが求められる。

 登山口は塩沢温泉のある二本松塩沢スキー場。登山者向けに駐車場が用意されている。
ゲレンデ内の道路を数百メートル歩くと、本来の登山道入口になる。
安達太良山(湯川渓谷)安達太良山(湯川渓谷)


塩沢スキー場登山口

安達太良山(湯川渓谷) 登山口近くに、このコースの注意書きがある。
大雨時の増水や大風時の落石があるとのことで、そのような時は入山を中止せよとのこと。
安達太良山(湯川渓谷) 登山道はは緩やかに上っているが、道はかなり深くえぐれている。そのため、登山道に沿って新たな道を作るのか分からないが、そちらに道は誘導している。
安達太良山(湯川渓谷)道はだんだんと湯川との高度差が大きくなり、道を踏み外せば停止するのは困難な急傾斜のところが多くみられるようになる。さらに、大きな岩が目立つようになってきた。
安達太良山(湯川渓谷)安達太良山(湯川渓谷)
1時間20分ほど歩くと、三階滝への分岐がある。急坂を50㎡程下ると湯川に出る。
滝への分岐には、三階滝への案内とともに[13/30]の標識が付いている。
塩沢スキー場登山口を起点に[1/30]として、くろがね小屋が[30/30]となっている。位置関係を示しているようだが、距離なのか時間で決めているかは定かではない。

この滝は名前の通り、三段になっており、滝沿いに登山道がついているが、クサリ、ハシゴ、ロープありで慎重に通過する必要がある。

三階滝
安達太良山
三段目の滝


安達太良山




二段目の滝
安達太良山






一段目の滝
安達太良山(湯川渓谷)安達太良山(湯川渓谷)三階滝から本道に戻らずに直接屏風岩までの登山道がある。
 休憩ポイントになっており、屏風岩の絶壁と渓谷美を楽しめる。

  
安達太良山(湯川渓谷) 登山道から望む屏風岩。
安達太良山(湯川渓谷) 一枚岩が傾斜しており、恐る恐るの登山道。
 下を見ると絶壁だ!
  
安達太良山(湯川渓谷) 最後の滝、「八幡滝」。
 20年前、この滝の上に這い登り、ナメ滝状の沢歩き、そして紅葉のトンネルを経て霧降の滝まで往復したことを思い出す。
 滑りやすい岩があったりしてリスクのある沢歩きだった。
 2000年山行日記参照

 霧降の滝へは地図にはコースの記載があるものの、リスクが大とのことで廃コースにしたことが、「警告」の看板に掲示されている。
安達太良山(湯川渓谷)安達太良山(湯川渓谷) 八幡滝を過ぎると、さらなる渓谷歩きの試練。
 登山道は湯川に近いところを歩くようになり、実に渡渉箇所が6つもある。ほとんど丸太作りの橋で、ロープや石を頼りにバランスを崩さないように渡る。
 登山口にあった注意書きはなるほどなと思った。雨がしばらく降っていない現時点でも結構な水量があり、大雨時はたちまち増水し川を渡ることは困難になるだろう。
安達太良山(湯川渓谷) 鉄山の一角が見え始めた。まもなくくろがね小屋だろう。
 紅葉は期待通りの色づきだ。

安達太良山(湯川渓谷) 奥岳登山口からのルートと合流する。
 奥岳からの登山者が圧倒的に多く、湯川渓谷歩きでは数組の方した会わなかった。
紅葉のトンネルを抜けると、くろがね小屋に到着する。
安達太良山(湯川渓谷)安達太良山(湯川渓谷)
安達太良山(湯川渓谷)安達太良山(湯川渓谷) 特に小屋裏の鉄山から伸びる山肌の紅葉は絶景だ。
 しばらく小屋前のベンチで楽しむ。
 
 今回の山行は、安達太良山などの頂上を踏むことが目的ではないので、この先どうしようかと検討する。
鉄山から先の箕輪山手前から分岐して僧悟台から塩沢に下りるコースもいいかな?
 しかし、滝巡りで時間を使ったせいか、下山するのはどうみても夕方になってしまうのは間違いない。
薄暗い山中を一人で歩くのもつらい。
それなら安達太良稜線まで行って、その辺でぶらぶらしようと決める。
安達太良山(湯川渓谷) とりあえず、牛の背を目指す。
 平日とはいえ登山者は多い。前半はやや歩きにくいザレ場の斜面に息が上がるが老若男女元気に歩いている。

安達太良山(湯川渓谷) 登るにつれ、安達太良山の乳首が大きくなってくる。

 峰の辻で大休止。
 ここは3コースからの交差点になっており、広々としているので思い思いに休憩している。
安達太良山(湯川渓谷) 牛の背、矢筈森方向に向かう。
 なだらかな斜面を行くが、急登はない。
安達太良山(湯川渓谷)矢筈森直下を通過。
高校生の集団が下りてきた。
安達太良山(湯川渓谷) 峰の辻から30分ほどで稜線に出る。
安達太良山(湯川渓谷) 雲もなく遠くまで望むことができた。
安達太良山(湯川渓谷) 牛の背からの紅葉はやはり鉄山から伸びた山肌。

 今回の山行はここまで。

ぐる~っと安達太良山 (牛の背から裏磐梯・吾妻連峰をぐる~っと左から右へパン)
安達太良山 安達太良山 安達太良山 安達太良山 安達太良山 安達太良山

湯川渓谷スライドショー
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